18 May 2026

A Quiet Place | Seichou Matsumoto | Penguin


 ペンギン社から出版された松本清張著『聞かなかった場所』の表紙には、サンデー・タイムズ紙が松本を「日本のアガサ・クリスティ」と称賛する言葉が引用されていた。

この引用は明らかに褒め言葉ではあるものの、英語で執筆していない優れた作家を英語作家と比較するのは、少々滑稽に思えた。しかし、もしかしたら、アガサ・クリスティの名前しか知らない読者に、別の作家の作品を紹介するためなのかもしれない、とも思った。

最初は『聞かなかった場所』がいつ書かれたのか分からず、携帯電話が普及する前の時代が舞台だろうと推測していた。どうやら物語の舞台はそれより数十年も前のことらしいが、ドラマや映画化されていても不思議ではない。実際、グーグルで調べてみると、この本はかなりの数の映像化作品が存在することが分かった。

松本清張は「日本のアガサ・クリスティ」と言えるだろうか? 実は、私が読んだ松本清張の作品はこれが初めてで、しかも英語訳なので、原語で読んでみるまでは、この賛辞に賛同することはできない。

No comments:

Post a Comment